肋骨矯正の効果・セルフ整体のやり方。肋骨の歪みで痛み不調が起きる!
肋骨の歪みは実は、痛みや不調の原因となります。
肋骨矯正の本来の目的は痛みや不調を改善させることですが、結果として美容効果もでる場合があります。
痛みや不調を抱えている方の多くは次のような肋骨の歪みで悩んでいます。
・肋骨が前に開いている気がする
・肋骨の左側が飛び出ていて気になる
・肋骨の右側が飛び出ていて気になる
・ウエストがなく寸胴
・肋骨が横に開いている
・肋骨が歪んでいる
・肋骨の左側が飛び出ていて気になる
・肋骨の右側が飛び出ていて気になる
・ウエストがなく寸胴
・肋骨が横に開いている
・肋骨が歪んでいる
などです。
これらの悩みは解決できるものとできないものの二つに大別されます。
今回は、肋骨矯正ができる事、できない事、肋骨の歪みとは何なのか?肋骨矯正のセルフ整体方法までをすべて解決していきます。
この記事を読めば
・肋骨の歪みについてわかる
・肋骨矯正の正しい知識が得られる
・危険な肋骨矯正があることなどデメリットも知れる
・自分でできる肋骨矯正の方法がわかる
・肋骨矯正の正しい知識が得られる
・危険な肋骨矯正があることなどデメリットも知れる
・自分でできる肋骨矯正の方法がわかる
などがすべて理解できますので、是非最後までお付き合い頂けると幸いです。
目次
肋骨の歪みとは、骨が曲がる変形することではなく関節のねじれ
出典:骨の名前としくみ辞典
肋骨の歪みと聞くと皆さん”骨が歪むんだ”と思われます。
実は、これは間違いで、骨が曲がったり、変形していることではなく“関節が捻じれる”と考えてください。
肋骨は上記の画像のように背骨から出て前側の胸骨にくっついていますが、完全にくっついているわけではなく数ミリですが、動く仕組みなります。
この関節部分がちょっとずつちょっとずつねじれたり、開いてしまうことを肋骨の歪みと定義しています。
肋骨矯正は骨にくっついている筋肉のバランスを変えること
出典:骨の名前としくみ辞典
矯正と効くと「バキボキ」をイメージされる方が多いですが、実は違います。
バキボキも一つの技術ですが、目的はあくまで骨にくっついている筋肉のバランスを左右同じくらいにすること」です。
どういうことかと言うと肋骨にはありとあらゆる筋肉がくっついていますので、筋肉が骨を引っ張ってしまうと歪みが起こってしまいます。
人の体は筋肉がないとバラバラになってしまうため筋肉の影響は非常に大きなものになります。
肋骨矯正はあらゆる技術を使い“筋肉のバランス”を正常に戻していくことを指します。
肋骨矯正では骨の変形や厚みは改善しない
肋骨矯正で何でも改善すると思われている方が多いですが、肋骨矯正はあくまで筋肉のバランスを変えた結果見た目や痛みが改善する技術ですので、骨の変形や厚みを改善する力は一切ありません。
変形や厚くなってしまったものは美容整形などの領域になり整体や代替療法の範囲ではありません。
肋骨矯正の本来の効果
背中の痛みが改善
肋骨が歪むと背中の筋肉も捻じれて痛みが発生します。
首のコリ、痛み改善
肋骨が歪むということは背骨も同時に歪んでしまい背骨からつながっている首の骨(頸椎)も歪んでしまいコリや痛みにつながります。
肩こり改善
肩の筋肉は肋骨にくっついていますので、肋骨が歪むと肩の筋肉も捻じれて固くなりコリとなります。
40肩、50肩の改善
肩を上げるときは肋骨も同時にスムーズに動かなければなりません。
しかし、肋骨が歪むとスムーズな動作ができなくなり肩に負担がかかってしまい痛みがでます。
肋骨矯正の美容効果
以下は骨自体が曲がったり、厚くなったり、変形していないことを前提の効果です。
ウエストが締まる
筋肉のバランスが崩れているとウエストに左右差ができたり、筋肉自体が固まってしまいむくんで太く見えるということが起こってしまいます。
肋骨矯正をすることで本来の位置に筋肉が戻り柔らかくなります。その結果として血流やリンパの流れも改善されその場でウエストがほっそりとします。
肋骨の前側、横側が締まる
肋骨が横にも前にも開いている原因は、骨の変形がない限り筋肉が本来の良い位置にないことが原因です。
筋肉は本来の位置にないと力を出すことができなくなります。
肋骨を締め、筋肉を本来の位置に戻すと自然と筋肉が収縮し肋骨を引っ張ってその場で前側、横側が締まります。
肋骨の左右どちらかに出っ張っているのがへこむ
肋骨の左右どちらかが出っ張っている場合は、肋骨全体が捻じれている場合がほとんどです。
これも筋肉の左右のバランスが違うため起こる症状で左右差を改善すれば触ってもすぐにわかるくらい左右差が整います。
猫背、反り腰などの姿勢改善
試してみてください。
少し体を捻った状態で姿勢をまっすぐにしようとしてできますか?
きっとやりづらいはずです。これと同じことが肋骨の歪みから起こります。
また、反り腰の場合は腹筋側の筋肉のバランスがおかしく反ってしまいます。
肋骨の歪みの原因はごく当たり前のこと
なぜ肋骨が歪んでしまうのでしょうか?
実は日常のちょっとした事で少しずつ肋骨の歪みはでてきてしまいます。
日常の癖
無意識に行う片足荷重、バック片掛け、足組み、女の子座り、アヒル座りなどが骨格を歪ませしまいます。自分の癖を把握しておくことが重要です。
寝方
寝方で特に横向きに寝るとき上の足が下の足の前に出てしまうと体が捻じれてしまいます。
寝ている最中は何時間でも同じ体勢でいられるので、抱き枕などを足にかませるなどして体が捻じれないように工夫しましょう。
非対称性のスポーツ
スポーツはほとんどが非対称性ですが、特にゴルフや投球などの体の捻じる動作で肋骨の歪みが発生してしまいます。
スポーツが終わったら念入りにストレッチなどをしその日の歪みはその日の内に取り除くことが重要です。
ゲーム、パソコン、事務作業
位置が重要になります。下を向かずに画面は目の前に配置し、まっすぐ前を向くようにすればそれ程影響はありません。
事務作業などでどうしても下を向いてしまう方は、細めに体を動かしたり、伸びたりしてその都度歪みをリセットしましょう。
内臓の異常
肋骨の下には内臓がたくさんあります。
内臓は外側の筋肉と同じで使いすぎると固くなります。
内臓が固いと肋骨も元の位置に戻りづらくなります。
肋骨矯正セルフ整体
以下の流れで行ってください。
姿勢チェック
鏡を見て自分がどれに当てはまるかを観察してみてください。
骨盤チェック
画像のように横から骨盤の骨の先端に手を当て左右差をチェックしておきます。
肋骨の歪みチェック
赤い横線の肩の高さ、肋骨の一番下の高さの左右差を比べます。
次に、肋骨の左右同じ部分を触り肋骨の前後の出っ張り具合を比較します。
バスタオルで出来る肋骨矯正動画
主に肋骨の開きを締める方法になります。非常に簡単ですが、効果絶大です。
・長めのバスタオルを用意して立つ
・バスタオルを広げ肋骨の下の方(ウエスト部分のくびれ)あたりにバスタオルを後ろから巻き付ける
・バスタオルを前でクロスしてキュッと締める(少し息が苦しくなる程度)
・締めたまま左右に回転
・バスタオルを広げ肋骨の下の方(ウエスト部分のくびれ)あたりにバスタオルを後ろから巻き付ける
・バスタオルを前でクロスしてキュッと締める(少し息が苦しくなる程度)
・締めたまま左右に回転
ツボで肋骨矯正(肋骨の右側が凹んでいる場合)
以下のツボを一か所につき40秒~50秒程度刺激します。刺激方法はマッサージでも指圧でも良いですが、痛みが出過ぎない程度にしましょう。
左右の固さを比べ固い方を重点的に行います。
ツボの場所は大体で結構なので、圧痛や固さがある所を探して刺激します。
曲泉
膝の内側で膝を曲げた時にできるしわの部分です。肝経のツボで骨盤の開きを矯正しその影響で肋骨も矯正していきます。更に右側の肋骨が凹んでいる場合肝臓の力が弱っている場合があります。このツボで肝臓そのものを回復させていきます。
陽陵泉
膝の外側にある出っ張った骨(腓骨頭)の下辺りのゴリゴリです。筋会と呼ばれ筋肉を柔軟にする作用があります。
帯脈
ヘソからわき腹にかけての直線上にありますが、場所は気にしなくて構いません。わき腹辺りにあるスジやゴリゴリを探してそれを刺激します。胆経と共に奇穴のツボでもあり、肋骨の捻じれを矯正する効果があります。
出典:ツボ単
以上のツボを刺激したら、再度姿勢チェック、骨盤チェック、肋骨の歪みチェックを行い少しでも改善されていれば成功です。
継続が非常に重要になってきます。
数か月のスパンで行ってみましょう。
ツボで肋骨矯正肋骨の左側が凹んでいる場合)
以下のツボを一か所につき40秒~50秒程度刺激します。刺激方法はマッサージでも指圧でも良いですが、痛みが出過ぎない程度にしましょう。
左右の固さを比べ固い方を重点的に行います。
ツボの場所は大体で結構なので、圧痛や固さがある所を探して刺激します。
足三里
膝のお皿から指を横にして4~5本分下にあるゴリゴリです。肋骨の左側が凹んでいる場合は胃などが機能低下を起こしていることが多く足三里で回復させることで肋骨が膨らんできます。
陽陵泉
膝の外側にある出っ張った骨(腓骨頭)の下辺りのゴリゴリです。筋会と呼ばれ筋肉を柔軟にする作用があります。
帯脈
ヘソからわき腹にかけての直線上にありますが、場所は気にしなくて構いません。わき腹辺りにあるスジやゴリゴリを探してそれを刺激します。胆経と共に奇穴のツボでもあり、肋骨の捻じれを矯正する効果があります。
出典:ツボ単
以上のツボを刺激したら、再度姿勢チェック、骨盤チェック、肋骨の歪みチェックを行い少しでも改善されていれば成功です。
継続が非常に重要になってきます。
数か月のスパンで行ってみましょう。
肋骨矯正はキケン!?
肋骨矯正は美容を求める方が多く施術者側も何とかその場を変化を出そうとしてかなり強い力で肋骨を押す場合があるようです。
肋骨は1本1本独立した骨でそれ程厚みもありません。
すぐにヒビや骨折する箇所でもありますので、業者選びを慎重に行わないと危険な場合があります。
業者選びのポイントは
・誇張な表現はないか?
・肋骨矯正の理論をしっかりと書いてあるか?
・メリット、デメリットを書いてあるか?
・強い力を使わないことを書いてあるか?
・安すぎないか?
・肋骨矯正の理論をしっかりと書いてあるか?
・メリット、デメリットを書いてあるか?
・強い力を使わないことを書いてあるか?
・安すぎないか?
などを参考にされてください。
肋骨矯正が美容整形と同じ効果が出るとの業者もいますが、まずありえません。
骨の変形を治すことは美容整形でしかできません。
整体はあくまで筋肉のバランスを取り本来の筋肉の柔らかさや力を取り戻し、肋骨を正しい位置に戻すことが仕事です。
肋骨矯正の素朴なギモンにお答えしました!
- 明らかに左右の肋骨の骨の太さが違う気するけど変形ですよね?
- 骨の変形かどうかはレントゲンなどを撮らないとわかりません。まずは、病院に行き現状を相談することをおススメします。
- バキボキ系は効かないの?
- 上手な先生がやれば非常に優れた効果を期待できます。ただ、肋骨の歪みが長いものは左右の筋肉のバランスが大きく崩れているためバキボキなどで関節を一瞬元の位置に戻しても筋肉自体が悪い位置に引っ張っていってしまうので、時間が非常にかかります。
- 筋トレをしても効果ないの?
- 筋トレは非常に効果的ですが、筋肉の左右のバランスが悪いままトレーニングするとさらにバランスがおかしくなってしまいます。トレーニング前に簡易的な骨格矯正エクササイズなどをして骨格の歪みを改善した上で筋トレを行うと非常に効果的です。
- 寸胴って改善するの?
- 肋骨の下の方が開いている場合と骨盤が開いている場合の2つか重なると寸胴になりやすいので、肋骨矯正、骨盤矯正を行うと寸胴がその場で変化します。しかし、筋肉に良い位置を覚えてもらうために時間がかかりますので、その場で変化が出たとしても元に戻ってしまうため継続的なエクササイズが必要です。
- 筋肉が良い位置に覚えるまでなぜ時間がかかるの?
- 答えは「筋力差」にあります。肋骨が捻じれている方は長年の積み重ねで左右の筋力差にバラつきがあります。片方の筋力が強く、片方が弱いのです。この左右差を無くすまで時間がかかります。大の男が週に2~3回の激しいトレーニングを行って筋肉が太くなってくるのが3ヶ月後です。これはトレーナー時代に何回も経験しています。それぐらい筋肉の変化までは時間がかかります。
肋骨矯正まとめ
・肋骨の歪み=関節の捻じれ
・肋骨矯正の本来の目的は痛み・不調の改善
・骨が変形したものは美容整形の分野
・肋骨矯正は筋肉のバランスを整えることで肋骨を良い位置に持ってくること
・肋骨の歪みの原因は日常生活の過ごし方が大きく関係
・肋骨の歪みは見た目の変化もそうだが、痛みなども引き起こす場合がある
・危険な肋骨矯正もあるので業者選びは慎重に
・肋骨矯正の本来の目的は痛み・不調の改善
・骨が変形したものは美容整形の分野
・肋骨矯正は筋肉のバランスを整えることで肋骨を良い位置に持ってくること
・肋骨の歪みの原因は日常生活の過ごし方が大きく関係
・肋骨の歪みは見た目の変化もそうだが、痛みなども引き起こす場合がある
・危険な肋骨矯正もあるので業者選びは慎重に
いかがでしたでしょうか?
私が実際の整体の現場で肋骨矯正をやり続けて出した一つの答えを全て書かせて頂きました。
肋骨矯正を正しく理解し、できること、できない事をはっきりさせることで患者さんを迷わせることなく適切な分野で結果を出してほしいと思います。
もし、不調や肋骨の歪みに悩んでいる方は当院にぜひご相談ください。