常々私が行っていたい整体は「骨格を動かす」ということに注力していましたが、片麻痺やパーキンソン病、手術による人為的変形性膝関節症など重度の疾患に対しては物足りなさを感じていました。もちろん僕の腕が悪いというのも考えられますが、腕が悪いなら悪いなりに他の手を考えなければなりませんでした。

重度疾患に共通するのが、触った感じですが、筋肉と骨、筋肉と筋肉がくっついて一塊になっている感覚。通常の人であれば例えば腕の筋肉を触れば、筋肉と筋肉の境目がしっかりわかるのですが、重度疾患の場合はそれがないわけです。

当初は筋膜へ衝撃を与えて癒着を剥がすなどの対処法を考えていましたが、経絡を利用すれば触るだけでも十分になってきました。

今回はそんな筋膜と経絡を用いた整体方法などをご紹介しようと思います。

筋膜とは?

筋肉、内臓、血管、骨、神経などのあらゆる組織は単体で存在しているわけでなく、筋膜という膜に覆われまとめられています。その様子は蜘蛛の巣ように複雑であり、全身が繋がっています。

筋膜の役割

皮下筋膜

皮膚の下の皮下組織を包んでいる筋膜です。器官の支え、保護、情報伝達機能を役割を担っています。外部からの刺激で容易に変形しやすいのが特徴です。

深在筋膜

各筋肉を包んでいる筋膜で、筋肉と筋肉がスムーズに動くように機能しています。伸縮性はなく、皮下筋膜のようにすぐには変形しませんが、長い時間負担がかかると変形、癒着を起こすのが特徴です。

筋膜整体の理論

以前の方法

筋膜の手法としてロルフィングや磯﨑式筋膜マッサージなどがあるようですが、あまり着目はしていませんでした。骨を動かす時にまれにスジを弾く場合があるのですが、それで、筋膜の癒着が取れるのではないかと色々試してみました。もちろん自分の体で。

私のイメージとしては、深在筋膜、皮下筋膜あまり関係ありません。骨に癒着している筋膜を剥がすイメージでやっています。筋肉は骨に付着していますので、どうしても骨に癒着しやすくなるのではないかと考えたからです。もちろん、筋肉と筋肉の間の筋膜癒着も必要があれば剥がします。

試してみた結果面白い結果がでました。通常の療法はとにかく固いものを緩めて柔らかくなればOK!みたいな感じでした。骨を動かす時も目安を筋肉の固さに持っていっていました。しかし、この筋膜整体をやるともちろん柔らかくなりますが、弾力が出てくるのです。

柔かすぎるゴムはフニャフニャで威力がありませんよね。筋肉も一緒である程度の張り、テンションが必要です。

これは面白い発見でした。ある程度の弾力が出てきてくれれば、血流、リンパの流れも積極的に良くなりますからこちらとしても助かります。

更に、筋膜整体をして弾力も戻り、固さが取れても細かい粒粒のようなものが残ることがわかりました。これがトリガーポイントなのか、ツボなのか、なんなのかはわかりませんが、確実に処理しておきたいものです。

そこで、1点集中型の衝撃を軽く加えるとかなり消失することがわかりました。

この2つの技術を使った筋膜整体を骨を動かした後にやれば、更なる効果が期待できます。

現在の方法

衝撃で筋膜を剥がす方法は良い方法でしたが、患者への負担が多きすぎます。刺激量が多いと患者がもちませんし、体が反発してきます。

そこで、現在は、経絡を利用し経絡線上を触る整体へと変化しました。そうすると優しい圧に体が感応し、自然に無理なく緩んできます。

細かい粒粒も全体が流れると自然に取れますが、気になる場合は粒粒に触れながら経絡線上に触れていきます。

こうすることで皮膚、筋肉、筋膜、骨全ての状態が変わります。

筋膜整体のやり方

こんなもの隠してもしょうがないので公開します。プロの方は是非試してみてください。

1、ふくらはぎを例にとれば脛骨、腓骨の骨際に沿って軽く圧を加えながらザーっと上から下まで圧を緩めないように引っ張り下ろす。痛みがない程度で十分

2、骨際が終わったら筋肉の筋肉の割れ目を見極め軽く指を当て引っ張り下ろしていく。痛みがないように

3、ふくらはぎを触り硬結などがあれば指の先端で触れ軽くドンっと衝撃を加える

これの繰り返しです。どこでも応用が効きますし適当にやっても効果があります。

経絡整体のやり方

これも隠してもしょーもないのでお試しください。

1、固い部分を探す

2、固い部分に手を触れ押すのではなく数ミリ引くような感じで数回

3、もう一回チェック

4、これでダメなら固い所に軽く触れその経絡線上を流注に沿って軽くタッチしていく

5、数回やりもう一回チェック

まとめ

昔の自分は骨一辺倒でした。骨が最強だと。今でも思います。人間の土台である骨はやはり最強。しかし、どうしても骨だけでは足りない場面に出くわします。そういう時に新たな技術も生まれてくるのです。

後は、時短です。技術は時間が短ければ短い程優秀です。

長風呂って疲れません?あれは、熱により、筋肉が緩み、血流がアップし、心臓の負担が大きくなるので疲れるんですね。整体も似たような効果を出すので長時間の整体は患者さんは疲労します。

技術は難しくちゃだめです。誰でもできなきゃ。

じゃないと危険な技術になる。手術、注射は誰でもはできません。危険だから。

じゃ整体は誰でもできません。危険だから。っておかしいでしょ。

人の手が人をなんの道具も使わずに触るのであれば絶対安全でリスクがない技術でなければそれは技術とは言えません。

だから私は整体理論、技術はおしげもなく公開します。別に隠すことでもないし、それで救われる人いるなら嬉しいし。

ということで、ご参考になれば幸いです!

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